こんばんは、じぶんジカンの松岡です。
今年、ずーっと挑戦してみたいなと思っていた「実店舗」に挑戦することにしました……!
「いつか、自分たちで場を持つこと」
そんな想いを持ち始めた当初は夢物語のような、遠くの世界の話だったのですが、ひょんなことから実現への新たな一歩を踏み出せそうで、とてもわくわくしています。
場所は、じぶんジカンの工房がある神奈川県の辻堂。
1日だけのお店をオープンするのは、駅と海のちょうど真ん中ぐらいにある、素敵な場所。
日にちは5月7日(土)。この季節の海は最高なので、海への散歩がてら遊びに来てもらえたら嬉しいです。
決まっているのは、まだここまで。これから1ヶ月かけて様々なことをじっくり決めていきます。近くなったらくわしくご案内しますね。
ということで今日は、「場づくり」への想いを綴ってみます。
いつかは安心して自分と向き合える場所をつくりたい
「いつかは場所を持ちたい」というのは、じぶんジカンが始まった頃から、ずーっと思っていることです。
そもそもじぶんジカンは、実は「ひとりカフェをやってみたいよね」という夫婦の会話からスタートしているといっても過言ではないかも。
しかし最初から場を持つのは、なかなかハードルが高い。
であれば、まずはプロダクトをつくってブランドとして育て、その後の展開として「カフェ」を考えてみようか。5年前ぐらいに、そんな話をしたのを覚えています。
「ひとりカフェ」をやりたいと思ったのは、安心して自分と向き合える場所が、あまりにも少なさすぎるから。つまり、自分がそういう場所が欲しかったから、です。
仕事をするための場所(コワーキングスペース)や、本を読むためのカフェ(初台のフヅクエさんとかまさに!)はあるけれど、ノートを書くためのカフェって、無いような。だから、やってみたい。そんな思考の流れでした。
最初に話してから5年が経った今も、その気持ちは変わっていません。
「ノートを開いて自分と向き合う時間をつくりたい」と思っている人が来られるような場所は、いつかつくりたいなと思っています。
5年後の夢としての「じぶんジカン工房」
一方で、じぶんジカンというブランドがだいぶ育ってきたこともあって、現在の工房ではやや手狭になってきています。
近いうちに、そうだなあ、3年とか5年ぐらいのスパンでも良いから、もっと広々とした場所に工房を構えたいと思っています。「いつか」と言っているうちは実現できないので、具体的に「5年後」を目指してみようかな。
また今の工房は店舗ではないので、お客さんに来ていただくことはできないクローズドな場所。本当に作業場としての工房です。でも次にもし工房を移転するとしたら、実店舗の機能も兼ねた、お客さんに来てもらえるような場所がいい。
そして、先ほど書いた「ノートを書ける場所」も、工房の一角に設けたい。そんな妄想がむくむくと膨らんでいます。
ちなみに1月から開催している「じぶんジカンリトリート」というイベントは、いろんな場所をお借りしながら、「ノートを書ける場所」をつくるための一手。
ゆくゆくは、自分たちの場所で、こういうことをやりたいなと思ってます。
2020年の東京・東小金井につくった工房の経験を踏まえて
少し前からじぶんジカンのことを知ってくれている方の中には、東京の東小金井という街に、工房を構えていたことを知ってる方もいるかも。
これも実は「自分たちで場を持つ」という挑戦の1ステップでした。
4畳半の小さな工房。基本的には工房として使いつつ、予約制でお客さんに来ていただける場にしたい……と思っていたのですが……
借りたのが2020年3月のはじめ。そして3月末から緊急事態宣言の発令、とタイミングがだいぶ悪かったこともあり、お客さんに来ていただく場としての機能は断念しました。
それでも、自分たちで工房を借りるという経験は、本当にいろいろ勉強になりました。
ちょっと長くなるのでその詳細は割愛しますが、学んだこととしてはざっくりこんな感じです。
【場づくりで学んだこと】
・「どこに構えるか」はとても大事
→お客さんに来て欲しいと思える街や場所であること
・家賃を払うにはパワーがいる
→自分たちの規模や用途にあった借り方が大事
・誰と一緒に育てていくかは大事
→場所のオーナーさんや近隣店舗と同じ景色を見られるかどうか
そして次の一歩として、じぶんジカンにぴったりな場と出逢う
これまで学んだことや、これからやりたいことを踏まえて、ゆるく「場所探し」は続けていました。
そうして出逢ったのが、5月7日に1日店舗をオープンする辻堂の場所です。
実はここ、日替わりでいろんなクリエイターさんやブランドオーナーさんが使っている場所です。ある日は靴下屋さんだったり、ある日はアクセサリー屋さんだったりします。その中の1日として、じぶんジカンも参加する形です。
この場所を管理するオーナーさんいわく、「ここは、人がより心地よく生きることをサポートする人々が集まる場になってます」とのこと。場のエネルギーとしても、広さなどを含めた規模感や雰囲気としても、じぶんジカンに合っている感じがしました。
そして、わたし達の大好きな辻堂でできることも、大きなポイントです。
辻堂は、都心から40分くらいで来られる場所ですが、東京とは時間の流れが全然違う気がしています。
ゆったりと生きることが当たり前なような、太陽の動きとともに生きる人が集うような街。じぶんジカンのユーザーさんにも、ぜひ心をゆるめたいときに来てほしい場所です。店舗をやるには、ぴったり。
5月7日(土)辻堂でオープンする1日店舗でお待ちしております
ということで、初めての実店舗、今からわくわくドキドキしています。
オンラインで販売するのが難しいな〜と思ってあきらめていたアイテムも、実店舗なら挑戦できそうな気がしているので、準備中。ですから、すでに「じぶんジカンのノート全部持ってるからな〜」という方も、よかったら続報をチェックしてもらえると嬉しいです。
お天気にもよりますが、辻堂はカフェも多く散策が楽しい街なので、じぶんジカンのお店だけじゃなく、海や公園やカフェも楽しんでもらえたら嬉しいな。
詳細が決まったら、またこのコラムやSNSでお知らせします。おたのしみに!