「自己分析」というと “就職活動でやるもの” というイメージが強いかもしれませんが、社会に出てからこそ、必要なものだと感じます。
なぜなら、この先の人生を心地よく生きるためには、その時々の「自分」を知ることがスタート地点だから。
「自分ってこういう人なんだな」とわかることで、乗りこなせるようになると思うのです。
ということで今回は、自分を見つめるためのノートブランドであるわたし達が考える「社会人になってからの自己分析のやり方」を、まとめてみました。
社会に出てから「もう一度自己分析をしたいな」と感じている人の、参考になったら嬉しいです。
社会人になってからの自己分析で、ノートに書き出したいこと
具体的に、社会人になってからの自己分析はどんなことをすれば良いのかというところから。
就活時代に自己分析をしてみた人もいると思うのですが、当時は「ゴールありきの自己分析」になっていた人も多かったのではないかと思います。面接でアピールするためとか、第一希望の会社に就職するためとか。
でも、社会人になってからの自己分析は、あの時とはちょっと違います。
もっと広い視野で、「就職するため」というよりも、言うなれば「人生をどうするか」という視点で、考えていく。
ざっくり示すとしたら、以下3つの方向性で考えてみるのが良いと思います。
1)自分はどんな生き方をしたいのだろう
「働く」というのは、生きること・生活することのひとつの要素なので、そもそも「どう生きたいのか」が重要です。
例えば「大切な人との時間をたっぷり楽しめる生き方がしたい」とか「大きなプロジェクトを動かすようなエキサイティングな体験がしたい」とか。
また、その「どう生きたいのか」も、その時々によって変わってきます。
つまりは「いま、自分はどう生きたいのか」という大きな問いを、まず考えてみる必要がありそうです。
2)仕事でやりたいことってなんだろう
上記の「どう生きたいのか」を踏まえた上で、じゃあその一部である「働く」において、どんなことがしたいだろうと考える。
好きなことを仕事にしたい人もいるだろうし、そうではなくて「好きなことを脅かさない仕事」をしたい人もいるかもしれません。
また、仕事を通して何を得たいのかも、きっと人それぞれ異なるでしょう。
「仕事としてやりたいこと」について、考えてみるのがおすすめです。
3)どう働けば無理がないのだろう
例えば「やりたい仕事」をやっていたとしても、働き方に無理があると、長く続きません。
これは個人的な体験でもあるのですが、わたしは以前「この仕事はわたしにとって天職だ!」と感じる職業に就いていたことがあります。大学受験のための進学個別塾で講師業をしていたときのことです。
ただ、仕事内容は本当に天職だと思えるほどやりがいを感じていたのですが、働き方に無理がありまして…。具体的に言えば、わたしは夜が弱いのですが夜中まで働く必要があったり、また体があまり強くないのですが一日中立っていて声をださなきゃいけなかったり。
そのため、当時のわたしはしょっちゅう体を壊し、毎日のように体調が悪かったです。これは、自分に無理をさせていたからだと思います。
つまり「仕事にしたいこと」だけでなく「どう働くか」も、自己分析において非常に重要なポイントだと思います。
さて、ここでは大枠としての自己分析テーマを3つご紹介しました。
ここからは、具体的な自己分析の質問をお届けしていきます。
ノートに書いて自己分析をする際の、参考にしてみてください。
社会人向けの自己分析ノートのつくり方&10の質問
用意するのは、お好きなノートとペンだけ。
あとは、ここに書いてある10個の質問に対して、ぜひひとつずつじっくり答えていってみてください。
これまでの自分について書き出す問い
問い1|やってきたことを棚卸しする
これまで自分がやってきたことを、棚卸ししてみましょう。小学校・中学校・高校・大学・会社など、時期に分けて書き出すのがおすすめ。就活の時に「自分史」を書き出している場合は、社会人になってからのことを付け加えるだけでもOK。やってきたこと、熱中したこと、得たスキル、部活・学問・アルバイト・仕事内容など。
問い2|楽しかったこと/嫌だったことを書き出す
自分が「楽しい」と感じたこと、そして「嫌だ」と感じたことを、書き出してみましょう。物心ついてから今までを振り返ってもOKですし、「仕事」に絞ってアルバイトから社会人までの仕事について考えてもOK。自分は何を楽しいと感じて、どんなことを嫌だと思うのか、知ることが大切です。
いまの自分について書き出す
問い3|やりたいこと/やりたくないこと/できること/できないことを書き出す
やりたいことと、やりたくないこと。またその中で出てきたことを「できること(やったことがあること)」と「できないこと(やったことがないこと)」に分けてみましょう。
問い4|いま抱えている不満を書き出す
自分がいま抱えている不満を、思いつく限り並べてみます。仕事のこと、暮らしのこと、人間関係のこと。その不満をすこしずつでもクリアしていくことが、心地よい日々につながります。まずは自分が「何を不満に感じているのか」を知ることが大事です。
問い5|「本当は〜」を思いつく限り書く
これも、いまの自分の本音に迫るための質問です。「本当は〜〜したい」「本当は〜〜してほしい」「本当は〜〜がほしい」など、「本当は」から書き始めて、思いつく言葉を出してみましょう。「本当は」と最初に書くことで、脳が勝手にそれに続く本音を拾い上げようとするので、自分の気持ちを知るのにおすすめな方法です。
これからの自分について書き出す
問い6|どういう自分になりたいかを描いてみる
仕事も生活も含めて、どういう自分になりたいか。「これまで」や「現状」にとらわれず、これからの自分を自由に書き出してみましょう。
問い7|やってみたいこと、興味があることを書き出す
やってみたいことや、興味があることは、なんでしょうか。仕事だけにとらわれず、人生において考えてみましょう。誰もがそれを「やってみたい」「興味がある」と思うわけではないので、書き出したリストは「自分らしさ」でもあります。自分がどんなことにわくわくする人なのか、知るきっかけに。
問い8|仕事を通して得たいものを書き出す
ここでは「働く」に関して。仕事を通して得たいものについて、考えてみましょう。収入の金額面ももちろんですが、「お金さえもらえればOK」という人は、多くないはず。例えば、人から感謝されたいとか、自分のこういうスキルを高めたいとか。仕事を通してどんなものが得られると、自分は嬉しいのか。ぜひ考えてみましょう。
問い9|自分に無理のない「働く」と「暮らす」のバランスを考える
ここまでくると、だいぶ自分のことがわかってきているのではないかと思います。そんな自分が、これからの道を選んでいくにあたって、「働く」と「暮らす」はどのようなバランスが良いでしょうか。例えば、子どもとの時間をたっぷり取りたいから、夜18時以降は働きたくない…など。時間的なバランスや、そもそも働くと暮らすがハッキリ別れている方がいいのかどうか、も含めて。
次の仕事に求めるもの
問い10|次の仕事に何を求めるか、書き出す
きっと「自己分析をしよう」と思った方は、働き方を変えようとしている人が多いのではないかと思います。ということで、ここまで書いてきたことを踏まえて、「次の仕事には何を求めようか?」と考えてみましょう。すべての希望を叶えてくれる100点の仕事に出逢えることは、そうそう多くないと思います。だからまずは、ひとつ「これは絶対に求めたい」というものを選んでみる。新しい道へ進んでみると、また違う景色が見えるから、そうやって進みながら、自分にとって心地よい働き方や生き方を築いていきましょう。
社会人になってからの自己分析|3つのポイント
自己分析において気をつけたいポイントが3つあるので、ご紹介しておきます。
1)できっこないの枠を設けない
今の延長で考え過ぎて「そんなのできっこないよね」と思ってしまいがちなのですが、自己分析はまず自分を知るのが目的なので「できっこない」や「無理」という言葉は禁句に。
否定の言葉ばかり言ってくる友達に本音が話せないのと同じで、自分が自分に対して批判ばかりしていたら、たぶん自己分析なんてできなくなってしまうと思います。
「それは無理だろうな」とか「この考えは甘すぎるよな」と思ったとしても、そこで本音を殺してしまうのではなく、「自分はそう思ってるんだな」と認めてあげて。
2)これまでに縛られない
特に「これから」を考えるときに陥りがちなのが、「これまでやってきたこと」に縛られちゃうことです。
例えばずっと学んできたこと、取った資格、前職の経験、などなど。
「せっかくやってきたのに、もったいない」と思うと、道が絞られてしまいます。
過去を未来に活かすのはとても良いことですが、過去が未来を縛り付けてしまわないように。自由に考えられる自分でいられるように。
3)転職することをゴールにしない
社会人になってから自己分析をしようと思う時、多くの場合は転職や何らかの変化を前にしているんじゃないかと思います。
でも、自己分析は「面接で自己PRするため」や「転職を成功させるため」などの目的でやってしまうと、うまくいかないのです。
本当の意味で「自分のこと」を知って、「そんな自分を、次はどんな場所に進めるか」と乗りこなし方を考える。それが、心地よい働き方や、暮らし方に近づくためのポイントだと思います。
社会に出てから、自分を知るための自己分析をするノートをお届けしています
今回は、社会人になってからの自己分析について、ポイントや自分への問いの例をお届けしてきました。
ただ、ここに掲載した質問は『じぶんジカン』のノートに収録している問いのほんの一部です。
もしも、より深く自分のことを知るきっかけを探していたら、ぜひ『じぶんジカン』のSHOPものぞいてみてください。
自分を知り、より心地よい日々を過ごす人が、増えますように。
この記事がそのためのきっかけになったら幸いです。