ノートタイムTips|自分を好きになるための思考整理のコツ

自分のことが嫌い。でも、本当は自分を好きになりたい。

自分の嫌な部分にばかり目がいき、自分として生きているのが苦しいと思うほど、わたしは自分のことが嫌いでした。

でもそれを「苦しい」と感じるのは、本当は自分のことを好きになりたいからで。

そんな葛藤で悩んでいたのは、もう10年近く前のこと。そこから「ノートに思考を書く」ということを通して、わたしは今、だいぶ自分に対してやさしくなれたように思います。

自分って最高!とまではいかないし、四六時中自分のことが好きだと思えているわけではないけれど(嫌だなと思うところもある)、でも「こういうところはちょっと良いじゃない」と思えるところも、ある。それだけでも、随分と生きるのがラクになったように思います。

やっぱり、ずっと「自分」としてこの人生を生きていくなかで、自分のことが嫌いなのは苦しいのですよね。

今回は、自分を好きになるために、わたしがやってきた思考整理の方法を、お届けしたいと思います。何か参考になったら嬉しいです。

もくじ

自分を好きになるためのノートタイム|3つのワーク

自分を好きになるためには、以下の3つのステップを追いながら、思考をノートに書き出していくのがおすすめです。

step.1|今の自分に対する感情を整理する

いま、自分が自分に対して思っていることを書き出します。

【ノートタイム step.1】

1 )「わたしは〜」から始めて、自分について書き出す
自分は自分をどんな人だと感じているのか、思いつく限り書き出してみましょう。
ex: わたしは性格が悪い / わたしはダメな人間だ / わたしはわたしのことを好きじゃない

2)自分が抱える「〜しなければならない」を書き出す
今の自分が「自分は〜しなければならない」と思っていることを、思いつく限り書き出しましょう。
ex: 人並みに生きるために人一倍頑張らなきゃいけない / もっと人に優しくならないといけない

自分が頭や心に抱えている感情を、いったんすべてノートの上に言葉として並べるイメージです。

ここでは、ひとつひとつについて深く考える必要はありません。

とにかく、自分の中にあるものを出し切ること。何を書いてもOKです。怒りが出てきたら怒りを、悲しみが出てきたら悲しみを、そのまま言葉にしても良いでしょう。

ただ、書き出す。ただ、並べていく。

そんなイメージで、まずは「今の自分」について書き出していきます。

step.2|自分を苦しめている思考に気づく

一通りstep.1が書き出せたら、次は「今の自分を苦しめている思考」について見てみましょう。

自分のことが好きになれないのは、おそらく先ほど書き出した思考のなかに、何らかの「こうあるべき」という理想や、「自分はこうしなければいけない」というルールがあるからだと思います。

その理想やルールは、多くの場合、自分が子どもの頃にできたもの。例えば「親に好かれるために、良い子でなければいけない」といったように。

そんな「自分を苦しめる思い込み」に気づくために、以下のワークをどうぞ。

【ノートタイム step.2】

1 )どんな理想と現状のギャップがあるのか

自分に対して課している「理想」と、今の自分とのギャップに対して、「自分はダメなやつだ、だから嫌いだ」となっているのかも。自分に対してどんな理想を持っているのか、どうあるべきだと思っているのか、step.1で書き出したことも参考に、言葉にしてみましょう。

2)自分に課しているルールに気づく
上記の理想に到達する、もしくはそんな自分で居続けるために、自分に課してきたルールがあるのかもしれません。「良い子でいなければいけない」「不満を言ってはいけない」「人並みになるために人一倍頑張らないといけない」など。何かルールを課していないか、自分のことを点検してみましょう。

step.3|これからの自分にふさわしいイメージを描く

ここまでで出てきた「こうあるべき」という自分に化している理想やルールは、ほとんどの場合「これまでの自分に必要だったもの」であり「これからの自分には必ずしも必要じゃないもの」だと思います。

では、これからの自分は、どんなふうに生きていきたいでしょうか?

自分を好きになることで、どんな日々を、人生を、送りたいでしょうか。

そしてそんな「これからの自分」には、どんな思考がふさわしいと感じるでしょう。

過去に築いた理想やルールは、ここで手放して。これからの自分のために、新しいイメージを描いてみましょう。

【ノートタイム step.3】

これからの自分にふさわしい思考を言葉にする

step.2 で出てきたルールや理想はここで荷下ろしして、改めてこれからの自分にふさわしい考え方について、言葉にして見ましょう。

まだ言葉にしただけでは、すぐに思考の癖は直らないかもしれません。ですが、これまでの思考の癖で「〜できない自分はダメだ」と思いそうになったとき、新しい思考を書き記したページを開けば、すこし冷静になれるはず。

そして、「新しい思考法でいくと、この感情・出来事をどう捉えればいいのだろう?」と、考える練習をしていけば良いのです。

自分を好きになるためのノートタイムで、じっくり時間をかけて信頼を築いていく

「自分を好きになりたい」と感じたときは、きっともう苦しすぎて辛い状態で、今すぐにでも好きになれたら…と思っているかもしれません。

でも実は、自分を好きになるためには、これまで自分が自分を嫌いだと思ってきたのと同じくらいの、長い時間をかける必要があります。思考の癖は、そんなに簡単に変えられるものではないのです。

でも、逆に言えば、今から一歩進み始めれば、時間をかけてじっくり好きになっていけるのです。

それに、そもそも「自分を好きになりたい」と思い始めただけで、本当は心の底では、自分が喜んでいるはず。

だってこれまで、ずっと嫌いだと言われ続けたのに。そんな相手(自分)が、自分のことを好きになりたいと思っている。好きになろうと、これからを自分らしく生きようとしている。

それだけでもう、あなたは一歩を踏み出しているのだと、気づいてもらえたら嬉しいです。

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