「なりたい自分」がわからない / イメージができないときのヒント

「なりたい自分」を描きたいのに、どうしても見えてこない。イメージができない。

心地よく自分を生きるためには、どこに向かって進むのかの方向性となる「なりたい自分」を自覚することが最初の一歩だと思います。

ただ、いざ「なりたい自分」を描こうとしてみると、どのようにイメージしたら良いのかわからなかったり、どうしても想像できなかったりすることも。

今回はそんな方に向けて、「なりたい自分」を描くときのヒントを、少しでもお届けできたらと思っています。

もくじ

「なりたい自分」がわからない、見えてこない3つの原因と対策

まずは「なりたい自分」がわからないときの原因と、ではどう考えればいいんだろう?というところを、3つお届けします。

「なりたい自分」という言葉がしっくりこない

そもそも「なりたい自分」って考えるから、難しいのかもしれません。

どんな自分でいられたら、無理がないか。どういう日々を過ごせたら、心地よいか。

そんな視点から考えてみるのがおすすめです。

いまの自分が無理していること、心地よくないと感じている時間を減らしていったものが「なりたい自分」かもしれませんよ。

【こう考えてみると良いかも】
「なりたい自分」ではなく…

・どんな自分なら無理がないか
・どんな日々を過ごせたら心地よいか

を考えてみる。

自分の思考に制限をかけている

例えば、自分にとって気づいてしまうと都合が悪いことや、見ないフリをしておきたい感情が、あるとき。

「本当は好きなように生きたい、でもこの気持ちに気づくと “ふつうの人生” から外れてしまうから、気づかないフリをしておこう」なんて思っていたり。そんなことに、心当たりはないでしょうか。

自分にとって都合の悪いことや、気づきたくない感情に蓋をしたままだと、「なりたい自分」を描くのは難しくなってしまいます。

というのも、同じ “自分の気持ち” のなかで気づきたくないことには蓋をする一方で、良いイメージ(素敵ななりたい自分)だけをわくわく描くなんて、そんな器用なことは、たぶんできないようになっているのだと思います。

「なりたい自分」を描きたいと思っている人は、きっと、「このままじゃいけない」と感じていたりするはず。

であれば、すべての感情をひっくるめて「自分」を見てあげる覚悟が、必要なのではないかと思います。

【こう考えてみると良いかも】
自分にかけている制限を外す。自分の本音を聴いてあげることからスタートしてみる。

自分の引き出しだけで考えようとしている

「なりたい自分」を、自分の脳内でゼロからつくりあげるのは、相当大変な作業です。

そこでおすすめなのが、自分以外のさまざまな人を参考にしながら「この人のこういう部分に憧れる」とか、逆に「こういうふうにはなりたくないな」といった形で、イメージを広げてみることです。

自分の頭の中にある引き出しだけでは、「なりたい自分」をつくるのはなかなか難しい。そんなときは、まず調べてみたり、誰かを参考にしたり分析したり、そんななかで「自分もこうなりたい」のカケラを見つけて、集めていくのがおすすめです。

【こう考えてみると良いかも】
自分の引き出しだけで考えようとしないこと。調べてみる。他人を参考にしてみる。そのなかで「こうなりたい」のイメージを広げていくこと。

「なりたい自分」がイメージできないときの3つのヒント

さて、ここからは「なりたい自分」を描き始めたけれど、なかなか具体的にイメージできないときのヒントを3つ記してみました。参考になりますように。

細部から考えてみる

より細かな、いつもやっているようなことから、イメージしてみるのがおすすめです。

例えば、住んでみたい場所。

どんな服を毎日着て過ごしたいか。

仕事をするのは、どんな場所が良いか。

どういう人たちと一緒に、どんな顔で、何を大切にしながら過ごしていたいか。

崇高な理想としての「なりたい自分」ではなく、日常にあるひとつひとつのことを、自分にとって心地よいものに変換していく。

そんなイメージで、描いてみてください。

テーマを決めて画像を探してみる

言葉で考えるのには限界があったりするので、画像や写真を集めるのもおすすめです。

例えば「住みたい家」というテーマを掲げて、自分にとってピンとくる画像や写真を集めてみましょう。

複数集めてみると、傾向が見えてくるはず。それが「なりたい自分」の具体的なイメージにつながっていきます。

画像を探す場所は、雑誌でも良いし、Instagramでも良い。Pinterestという検索ツールもおすすめです。

いろんなテーマで、「こういうのが理想だな」と思えるビジュアルを集めてみてください。

理想のタイムスケジュールを考えてみる

どんな1日を過ごせたら、心地よいでしょうか?

朝から晩まで、「こんな1日を過ごせたら良いなあ」と思えるタイムスケジュールを書いてみるのもおすすめです。

仕事とお休みの日が完全に分かれている人は、それぞれ書いてみるのも良いと思います。

何時に起きたいか、午前中は何をして、午後はどんなふうに過ごしたいか。24時間の使い方から、「なりたい自分」の想像を広げてみましょう。

「なりたい自分」に向かっていくために大事な3つのこと

さいごに、「なりたい自分」を描いたあと、どうやってその方向へ進んでいけば良いのか、ポイントとなる3つのことをまとめます。

イメージを忘れないように何度も見直す

日々の忙しさに追われていると、「なりたい自分」のイメージが薄れてしまいがち。

できれば毎日見える壁に貼っておいたり、描いたイメージを手帳に挟んだり、頻繁に「なりたい自分」を意識したいところ。

週に一度は、「なりたい自分」について考える日を予定に入れておくのもおすすめです。

落ち込むための要素にしない

「なりたい自分」を描いていると、「そうではない自分」を減点方式で採点してしまい落ち込んじゃう……という方もいるかもしれません。

でも、なんのために「なりたい自分」を描いているのか、思い出してみてください。

「なりたい自分」なのだから、今の自分とのギャップがあって当たり前なのです。落ち込むために描いているわけじゃなくて、心地よく生きるために、どういう方向に歩んでいけばいいのかを知るために、描いているはず。

落ち込みそうになったら、「なんのためになりたい自分を描いているのか」を、思い出してみてくださいね。

今できることを、その時々で考える

「なりたい自分」に向かって進んでいても、その日や時期によってモチベーションは変わるもの。

いつもモチベーション高く「がんばるぞ!」と思えたらいいですが、そうでない日だって、当然あります。

そんなときは、その時々で「今できること」を考えれば良いと思うのです。

例えば「なりたい自分」に向かって、毎日英語を30分勉強すると決めたとしましょう。でも、とっても忙しくて、どうしても今日は頑張れそうにないとしたら?

だったら「今日は5分だけで良いことにしよう」と決めてもいいし、逆に「いつも頑張ってるから、今日はしっかり休む日にしよう!」と考えてもいい。

その時々で、今できることを考える。「そっちの選択をする自分のほうが好きだな」と思える道を選ぶ。

「なりたい自分」を目指す道のりは、きっと一生続くものです。だって、たぶん今描いた「なりたい自分」になったとしたら、また新たなイメージが湧いてくるから。

だったら、道のり自体を、自分が楽しめるように。

そんな気持ちで、進んでもらえたら嬉しいです。


今回お届けした内容が、「なりたい自分」のイメージを広げていくためのヒントになったら幸いです。

さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。

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