「自分を生きること」がなかなか難しいと気づいたのは、社会人になってからのことでした。
日々の中に「誰かの意見」が溢れている今は、自分と誰かの境界線が曖昧。
それに、何者かになることを推奨するような雰囲気や、それらを前提につくられたコンテンツも多い気がします。
一方で、「自分を生きる」ことを本当の意味で手助けしてくれるものって、意外に少ないと思っていて。
自分らしい生き方や、自分と向き合うことを謳っている本やコンテンツも、実は「何者かになること」という視点が含まれていたりして。
安心して、自分とじっくり向き合うこと。
何者かになるためじゃなくて、自分を生きるための時間を。
これは、じぶんジカンが始まった当初から、大事にしていることです。
また、何者かになることをサポートしてくれる良いコンテンツは、結構ちまたに溢れています。就職活動の自己分析や、転職活動で自分にあった仕事を見つけるための本。成果を出すために自分の強みを考えるコンテンツ、など。
わたしもこれまでの人生の中で、何か目的を持ったときに、そういう良いコンテンツにたくさん助けられてきました。
つまり、何らかのゴールを目指すことをサポートするものは、すでに世の中にたくさんあると思うのです。
でも、ゴールを目指すものではない、つまり何者かになるためではない、自分にとって大切なことを本心からじっくり考えるためのコンテンツは、なかなか見つからない。
「それならば、自分でつくろう」
と思ってつくったのが、じぶんジカンの最初のプロダクトである『自己分析ノート』でした。
その他のノートも含めて、じぶんジカンのノートは、明確なゴールが設定されているわけではありません。
例えば「このノートをやったら就活がうまくいく」とか「自分にあった仕事が見つかる」とか、もっと言えば「成功できる」とか、そういうものではないんです。つまり、ノートを終えても「何者か」にはなれません。
そうではなくて、「自分を生きるための一歩」を踏み出せるように。
日々あとまわしになりがちな、「自分」そのものを見つめる機会を持てるように。答えがひとつではない問いに、向き合う時間のきっかけになるように。
手に取ってくださった方が、自分らしく心地よく生きられますように……と、そんな願いを込めてつくっています。
何者かになるためじゃなく、「自分を生きる」ために。
じぶんジカンのノートが、そのきっかけになっていたら嬉しいです。
自分と向き合う時間をつくる
ノートブランド
「じぶんジカン」
「自分を認める」「やりたいことを見つける」「自分を活かす」など、それぞれのテーマに沿ったノートを取り扱っています。自分と向き合うきっかけに、ぜひのぞいてみてください。
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