1年を振り返り、来年を描く――。
年末年始に「自分と向きあう時間」をつくるための、小さなノート。その名も『年末ノート』です。
11月30日(火)まで、予約を受付中。
今回は『年末ノート2021』の制作の裏側を、文章と写真でお届けします。
『年末ノート2021』とは
『年末ノート』は、以下の2つを詰め込んだミニノートです。
【年末ノート2021の中身】
・今年を振り返る6つの問い
・来年を描く7つの問い
ノートの仕様は、こんな感じ。
【仕様】
・書き込み式のA6中綴じノート
・全24ページ(表紙等含まず)
・中身はモノクロ
・表紙・裏表紙には心がなごむイラスト入り
・ノートは書き心地の良い上質紙
くわしくは、BASEの商品ページをご覧ください。
『年末ノート』制作のきっかけ
年末年始って、これまでの振り返りや、これからのことを考えたくなります。
一年っていうのは、ただ人間が勝手に区切ったものにすぎないし、大晦日とお正月で何かが具体的に変わるわけじゃない。
だけれども、こうして一年の終わりと始まりという「節目」をつくって、「これまで」と「これから」を慈しむ時間を生み出した大昔の人のことを、わたしはとても素敵だなあと思ったり。
一年の終わりが近づくと、わたしはお気に入りのノートとペンだけを持って、窓が大きくて開放的なカフェへ行きます。
年末ってバーゲンが盛り上がる時期でもあるから、商業施設内のカフェはにぎやかだったり。
一方で、商業施設とは別の場所にあったり、オフィス街の方面にあったりと、「バーゲンの途中で休憩するための場所」以外のカフェは、人も少なく静かな空間になっていることが多い気がします。
お気に入りの静かなカフェに行き、温かいラテを頼んで、陽がさす窓際の席に座る。
1人用の小さなテーブルに、ノートとペンとカフェラテ。
今年のわたしは、どんなことを考え、何に向かって、どこを歩いていたのだろう。
そして、来年のわたしは、誰とともに、何を、どのようにしていきたいのだろう。
そんな問いを自分で立てては、自分のなかから湧き出る言葉を書き留めていく。ただそれだけの時間。
でもきっと、これも「年末」じゃないと、なかなかできないことだと思う。
それぐらい、年末という節目は、思考を整理するための力をくれる。
こんなふうに、ノートを開いて一年を振り返るのが、わたしの年末の決まりごとになっていました。
そんななかで「こうだったらいいなあ」と思うことが、2つ。
・一年を振り返るためのノートがあったらなあ
・自分で問いを立てるのって結構難しいから、問いが書いてあるノートがほしいなあ
それぞれ、もう少しくわしく書いてみます。
一年を振り返るためのノートがあったらなあ
普段から使っているノートに「一年の振り返り」を書いてしまうと、書いたページは日々の思考整理に埋もれていってしまいます。
年末年始はわたしにとって大きな節目で、そこでの思考整理は、日々の細かなものよりちょっと特別。
年末に考えることって、「これから自分はどういう方向に進みたいのか」とか「どんな自分でありたいのか」みたいな、大きな視点の考えごとです。
だから、できれば読み返したいし、気軽に開けるようにしておきたい。
また、来年の年末年始に思考整理をするときに、一年前の思考整理を見たりするのも楽しいな。
そんなふうに思うようになりました。
問いが書いてあるノートがほしいなあ
年末にカフェに行き、席に座って「いざ!」っていうときに、まずは自分で問いから立てなければならないのが、結構大変だなあなんて思っていました。
つまり「いざ!……といっても、何から考えようかな?」というのが、エンジンはブォンブォンとかかっているのに、目的地がわからないから、空吹かししちゃっているような。
ならば、自分でつくってしまおう!
一年を振り返って、来年のことを描くようなノートがあったらなあ。
でも、既製品ではなさそうだなあ。
……だったら、自分でつくろう!
というのが、『年末ノート』のはじまりです。
『年末ノート』に込めた想い
『年末ノート』に詰め込んだ13個の問いは、すべてわたしが実際に年末年始に考えたいことです。
そもそものはじまりが、すでに書いたように「わたしがほしいノートをつくる」だったから、自分が毎年振り返っている切り口と、今年だからこそ考えたいことを、問いとしてまとめたノートになりました。
ユーザーさんそれぞれで考えたい切り口もあるかなあと思ったので、フリースペースも少しだけ設けています。
思い思いに使ってもらえたら嬉しいです。
わたしは、一年のおわりの「自分のことを考える時間」を、とても大切にしています。
なぜなら、この時間に考えたことが、迷子になってしまいやすい自分を導くような存在になっているから。
だから、ひょっとしたら、わたしと同じように迷ったり悩んだりしやすい人にとっても大切な時間になるんじゃないか、と思うのです。
このノートを、なるべく気軽に手に取ってもらって、年末年始の「自分のことを考える時間」のきっかけにしてもらえたら。
そんな想いで、気軽に持ち運んだり書き始めたりできるA6サイズに。また24ページという厚みも、気張らず取り組めて、かつじっくり書き込んでもらえるような、ちょうどよいボリューム感になりました。
昨年の『年末ノート2020』との違い
初めて『年末ノート』をつくったのは、2020年のこと。
2020年は新型コロナウィルスの蔓延もあって、世の中の動きはもちろん、心や頭のなかもぐるぐると回転する一年でした。
そんな一年の動きも踏まえた問いも詰め込んで、つくったノートです。
どれだけの方が手に取ってくださるか予想もつかなかったので、昨年ご用意したのは50部。
11月下旬に発売したところ、すぐに売り切れてしまい、あとから「こんなノートがあったんだ!欲しかったなあ」というお声をいただくことも多かったです(ありがとうございます!)。
実は『年末ノート』は、じぶんジカンの他の定番ノートのリング製本とは違って、中綴じ製本というホチキスを使った製本方法でつくっています。
わたし達自身で中綴じ製本をする設備を持っていないため、いつも印刷をお願いしている印刷会社さんに製本までお願いしています。それゆえ、臨機応変に増刷したりするのが、なかなか難しい……(年末って、印刷会社さんも忙しいのです)。
そこで今回は、完全受注生産として、事前にご予約いただいた方には全員お届けできるようなスタイルにしました。
ご予約期間は、11月21日(日)〜30日(火)。必ず期限までにご予約をお願いします。
昨年の『年末ノート』から変わった点
昨年の『年末ノート』をお手にとってくださった方もいるかと思いますので、昨年のノートからのアップデートをまとめました。
【昨年とのちがい】
・表紙と表紙裏のイラスト&色
・今年を振り返る問いが1つ増えてます
・来年を描く問いが3つ増えてます
・デザインがよりシンプルで書きやすくなってます
・問いの切り口が変わっている箇所が一部あります
どんな問いが入っているかは、開くまでのおたのしみになったら良いなと思いつつ、中身の雰囲気がわかるように、BASEの商品ページには「問いの例」も画像で入れているので、そちらもぜひご確認ください。
昨年の『年末ノート』ユーザーさんの感想
昨年の『年末ノート』を使ってくださったみなさんが、Twitterで感想を教えてくれました!
それがとーっても嬉しかったので、こちらでご紹介させていただきます。
じつは、まだまだたくさんツイートで教えてくださったのです……!
すべては掲載できませんでしたが、全部読んでます。ありがとうございます。
みなさんが年末に「自分のことを考える時間」をもっている姿を見て、わたしもいつもより振り返りの時間を大切に、そして例年よりもたっぷり取れたような実感があります。
今年もぜひ、また『年末ノート』のご感想なども含めて、教えていただけたら嬉しいです。
一年のおわりに、自分のことを考える時間を
『年末ノート2021』、自分でつくっておきながら、誰よりもわたしが書くのを楽しみにしているかもしれません。今年はどこのカフェで書こうかな。そんなことを考えて、今からわくわくしています。
そしてこの『年末ノート』、できれば毎年、年末に近づくタイミングでつくろうと思っています。
わたしは昨年書いた『年末ノート2020』を見返しながら、今年の『年末ノート2021』を書こうと思っていて。一年前の自分が立っていた場所や、進もうとしていた方向を振り返りながら、ここから先を自分で描いていく時間。
昨年のノートがお手元にある方は、ぜひ見返しながら、今年の『年末ノート2021』を書くのもおすすめです。
12月、何かと忙しい方も多いかもしれません。
そんな日々のなかでも、気軽に自分のことを考える時間をつくってもらえたら。
『年末ノート2021』が、そのきっかけになったらうれしいです!
贈りものにも、ぜひ。
『年末ノート2021』は、+50円でギフトシールを追加できます。大切な方へのプチギフトとして、頑張った自分への贈りものとして、選んでいただけたらうれしいです。
15冊までは1梱包でお送りできます。16冊以上をご希望の場合は、一度お問い合わせいただければ幸いです!
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